ジュエリーと一体化した時計:女性のためのラグジュアリーウォッチの新時代到来
私たちは今、新たなフェミニズムの波が来ているのかもしれません。それは、フェミニンな要素を纏い、自分の力でラグジュアリーウォッチを手に入れるというムーブメントです。
従来の枠組みを超えたジュエリーウォッチ
ハーウェル・ゴッドフリー氏は、ジュエリー売り場を訪れた際、全員がブルガリのセルペンティ ウォッチを身に着けていたという興味深い体験を語ります。この時計はまるでブレスレットのように見えるのです。
ゴッドフリー氏はそのうえで、イタリアのジュエリーデザイナーであるカロリーナ・ブッチ氏がオーデマ ピゲとコラボレーションしたFrosted Goldコレクションを称賛します。女性が時計業界に参入するにつれ、このようなジュエリー感覚溢れるデザイナーとの協業が今後増えていく可能性を示唆しています。ゴッドフリー氏自身もデザイナーの一人として、ラグジュアリーウォッチ業界での女性の活躍に期待を寄せています。
日常使いできるラグジュアリー:ブッチャーズ ボールド
ゴッドフリー氏の隣に座るローレン・ライト氏は、まさに話題のFrosted Gold ロイヤルオークを身に着けています。ライト氏は、ダイヤモンドをふんだんに使った派手さではなく、ジュエリーのようなエレガントさとデイリーユースにも適した機能性を備えたこの時計を気に入っています。
ジェンダーレス化するラグジュアリーウォッチ
レベッカ・ロス氏は、オークションの世界でも、ローレン氏とライト氏が語ったようなジェンダーレス化の潮流が見て取れると証言します。男性客が女性向けとされてきた時計を買い求めるなど、従来の「メンズ」「レディース」というカテゴライズが曖昧になりつつあるのです。
ファッション業界ではすでに顕著だったこの動きが、ようやく時計業界にも波及しつつあります。しかし、ロス氏は業界のリーダーシップ層における女性の活躍増を強く望んでいます。